絵本学会が今年で10周年となり、第一回目に会場となった武蔵野美術大学で、改めて開催されることとなりました。そういうこともあり、武美出身の絵本作家の長谷川修平さんが講演者として迎えられ、自身の絵本に関してとても楽しくお話をされました。
長谷川修平さんと言えば、『はせがわくんきらいや』が、まず第一に思い浮かびます。ある少年が、森永ヒ素ミルク事件の被害者=‘はせがわくん’への思いを、日記帳に書き溜めたような感じにつづられた絵本です。
一見、とても乱雑に描かれたかのように見えますが、大人ではなく、女の子でもなく、一人の小学生の男の子が、本当に描いたかのようにちゃんと見えるところが、見事!飾らないストレートな表現が、かえって私たち読者の胸に鋭くと伝わってきます。長谷川さんは、きっと少年になりきって描いたんでしょうね(^^)
長谷川さんは、「今日でも牛肉偽装問題など、‘食の安全’について疑問視されていたりと、『はせがわくんきらいや』は現在でもこの絵本は変わらないテーマです。」とおっしゃってました。私も本当にそう思います。お年寄りから赤ちゃんまでが口にする食品ですもの。食べ物への安全管理は徹底的に行ってほしいものです。
この絵本は、もちろん子どものための絵本であるとともに、大人達、特に食品メーカーの方々や、お子さんをお持ちのお父さんお母さんに是非、読んでほしいものだと今回の学会に出席して思いました!
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↑『はせがわくんきらいや』の表紙
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